2023年6月14日
こんにちは!
ganbaru gym(ガンバルジム)の太田です!
本日は「貧血と鉄の関係」についてお話していきます!
貧血=鉄分が足りていない
という認識の方は少なくないかと思います。
確かに間違いではありませんが、亜鉛が不足していたり、ビタミンB12や葉酸が足りていないという可能性も考えられます。
言ってしまえば、身体に必要な全ての栄養素が適切に摂られていなければ、健康な身体の状態は高いレベルで維持することは難しいです。
つまり一概に鉄分が足りないから貧血ということは言えず、赤血球を構成するビタミンB12と葉酸が不足しているがために、全身に血液が行き渡りにくくなり、貧血の症状が出ているという可能性も考えられます。
とはいえ鉄分もとても重要な栄養素であり、不足しやすいということも間違いないです。
その不足しがちな栄養素をどうやって摂るかということについてお話していこうと思います。
よく聞くところで言うと、鉄分=レバー、非ヘム鉄よりヘム鉄の方が吸収率が良い、ということは一度は耳にしたことがあるのでは無いでしょうか。
非ヘム鉄は吸収されにくく、ヘム鉄は吸収されやすいということは確かに考えられます。
吸収されやすいヘム鉄は動物性のものに含まれやすい=貧血予防にはレバー
という形が広まったのだと思います。
ヘム鉄の吸収については、体内に十分鉄分がある時は吸収が抑えられるといったような、コントロールのシステムが働きにくいと言われています。
一方で非ヘム鉄は吸収されにくいと言うことは、メリットもあります。
それは吸収率が高くない分、多く取り過ぎた場合でも過剰症を引き起こす可能性が低くなるということです。
鉄分のを過剰に取り過ぎた場合は、肝臓へのダメージも懸念されるので、吸収をコントロールしにくい動物性のヘム鉄を意識的に摂るよりも、植物性の非ヘム鉄を中心にバランス良く摂っていくことをオススメします。
ほうれん草は鉄分が多く含まれていている野菜として有名です。
中でも植物性のため、吸収をコントロールしやすい非ヘム鉄が豊富に含まれています。
積極的にほうれん草を食事に取り入れることで、過剰症の心配なく、必要量の鉄分を摂取することが可能になります。
また「硝酸塩」という栄養素が多く含まれており、ある研究では硝酸塩を5週間の期間摂取した結果、瞬発的なパワーを発揮する速筋が増え、運動パフォーマンスが向上したという結果も確認されています。
また細胞内のミトコンドリアを活性化させたり、体内で一酸化窒素に変化して血管を拡張させる働きも確認がされています。
そういった相乗効果で、貧血の防止だけでなく運動のパフォーマンスも向上する野菜は、日常に取り入れない手はないのではないかと思います。
今回は「貧血と鉄の関係」ついてお話させて頂きました。
貧血=鉄分不足、鉄分=レバー、というイメージを持たれていた方にとっては意外な内容だったかもしれません。
動物性のヘム鉄が悪く、植物性の非ヘム鉄が良いということではなく、何事もバランスが大切という前提で今回のことを日々の生活に役立てて頂けたらと思います。
日々の食事に含有量がしっかりとあるマルチビタミンをベースに、運動のパフォーマンスの向上も確認されている「ほうれん草」をぜひ思い出してスーパーで買って頂けたら嬉しいです。
健康はお金では変えない重要な資産です。
日々健康な状態で過ごしたい、身体への自己投資をしていきたい方にとって有益な情報をお届けできたら幸いです。
今後も筋トレ×健康の分野で、知っているだけで役立つ情報をお届けしたいと思っています。
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